シニアにおすすめの媒体ランキング!雑誌、WEB媒体選定のポイントや活用方法も解説

代表的なシニア向けの雑誌・WEB媒体の人気ランキングとは?高齢化が進む日本では、シニアマーケティングの重要性が増しています。自社の商材を効果的に販促するためには、媒体の特徴やユーザー層、レスポンスの安定感などを踏まえて、シニアマーケティングに最適な媒体を選ぶことが必要です。本記事では、ランキングと合わせて、選定のポイントやアプローチ方法などを解説します。

本記事では、代表的なシニア雑誌・媒体の特長や媒体選定のポイント、効果的なアプローチ方法などを解説します。

目次

シニア向け雑誌 人気ランキング

まずは、シニアマーケティングにおすすめの雑誌を5誌、ランキング形式で紹介します。

  ハルメク オレンジページ 婦人公論 クロワッサン 毎日が発見
テーマ 健康、料理、おしゃれ、お金、健康情報 料理のレシピ、生活情報 夫婦、仕事、子育て、人付き合い、恋愛、性、健康など 料理、健康、ファッションなど 健康、美容、おしゃれ、料理、リフォーム、園芸、旅行、年金、介護、終活
発行部数 約46.5万部 約18万部 約14.6万部 約12.6万部 約7万部
読者年齢 50代以上
(主に60代-70代)
30代-40代 30-50代以上
(主に50代以上)
40代~50代 50代以上
雑誌の特徴 読者層の保有金融財産が一般世帯より2倍以上高い 掲載レシピは全部試作。おいしく作れるレシピが支持を得ている 新しい情報への感度が高い読者が多い 医師や専門家に取材した信頼性の高い記事が評価されている アクティブな女性読者が多い

※2024年3月時点

ハルメク


『ハルメク』は、直販スタイルのシニア女性向け生活総合情報誌です。書店やコンビニなどで販売せず、ご自宅に直接と届ける定期購読でありながら、全月刊誌No.1、販売部数49.4万部を記録※。健康、料理、おしゃれ、お金、生活情報など、シニア女性のニーズに幅広く応えられる内容を掲載しています。
読者の大半は50代以上の女性であり、平均年齢は68.3歳で、60~70代の読者が7割を占めます。また、読者層の保有金融資産は一般世帯より2倍以上高い点も特徴です。
チラシやWEB広告、調査インタビュー、イベントなど多様な手段で読者と接触し、意見を収集するとともにインサイトを把握することで、雑誌の企画立案に反映し支持を得ています。

※日本ABC協会発行社レポート(2022年7月~12月)

雑誌「ハルメク」の詳細については、こちらの資料をご覧ください。

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オレンジページ

『オレンジページ』は、「いま使える」「いま知りたい」料理のレシピや生活情報を発信する生活情報誌です(月2回発行)。30~40代以上の主婦を中心に幅広い読者層を持っています。

事前に詳細なアンケートをとり読者のインサイトを把握。掲載レシピは全品試作しており、失敗なくおいしく作れるレシピが支持を得ています。レシピ以外にも、献立カレンダーや家計簿作成などの情報も掲載し、1年を通して読んでもらうための工夫をこらしています。なお、前掲の『クロワッサン』が生活関連の情報全般を掲載している一方、『オレンジページ』は料理情報が中心です。
発行部数は約23万6,000部です。

婦人公論

『婦人公論』は、大正5年(1916年)創刊という長い歴史を持つ月刊女性誌です。主な読者層は50代以上の女性ですが、30代~90代まで幅広い世代に支持され、世代を超えて楽しめる内容となっています。
夫婦、仕事、子育て、人づきあい、恋愛、性、健康など、女性にとって切実なテーマを取り上げ、著名人や芸能人のインタビューなども多く掲載しています。また、最新情報も発信していることから、新しい情報への感度が高い読者も多いことも特徴です。発行部数は約14万3,000部です。

クロワッサン

『クロワッサン』は、40~50代の女性をメインターゲットに、おいしくて体に良い食事を中心に、料理、健康、ファッションなど生活に役立つ情報を発信する生活・文化雑誌です(月2回発行)。体にやさしい料理や健康的なダイエット方法など、女性の美容と健康に役立つ情報のほか、映画や本のレビューなど、暮らしを華やかにする情報も多数掲載。ウェブや読者招待イベントと連動してシニアへの訴求を積極的に行っています。
発行部数は約14万1,000部で、読者の平均年齢は43.1歳です。

毎日が発見

『毎日が発見』は、50代以上のアクティブなシニア女性を主なターゲットとする月刊の生活総合誌です。
「健やかに楽しく暮らす」をテーマに、毎号選りすぐりの内容をお届けしています。具体的には健康や美容、おしゃれ、料理、リフォーム、園芸、旅行、年金、介護、終活など幅広い内容を掲載しており、発行部数は約84,000部、平均読者年齢は67.9歳です。

シニア向けWEB媒体 人気ランキング

シニア世代も多くの人がパソコンやスマホを使いこなすようになった現在では、オンラインの媒体も非常に重要になっています。そこで、以下ではシニアマーケティングにおすすめの媒体を3つ紹介します。

らくらくコミュニティ

『らくらくコミュニティ』は、同じ趣味を持つ同年代の方たちとインターネット上で交流できる、国内最大級のシニア向けコミュニティメディアです。コミュニティは終活、お金、健康、美容、ペット、料理・グルメ、旅行・登山、映画・音楽・読書、スポーツなど多岐にわたり、写真や手芸作品などのコンテストも行っています。
NTTドコモによるシニア向けスマホ「らくらくスマートフォン」ユーザーが主に利用しており、年齢層は60代から80代が中心です。会員数は約270万人で、月間約4,000万PVを誇っています。

HALMEK UP

『HALMEK UP』は、月間500万PV以上のシニア女性向けメディアです。プレシニア世代からの「毎日を面白くする情報」をお届けする情報サイトです。新しい感性を持つ50代に相応しいテーマでライフステージや心身の変化を伴う50代に向けて、健康やお金・人間関係などすでに顕在化した課題への対処だけでなく、「より良い人生後半戦」に向けて前向きになれる情報を提供することを目指します。

雑誌「ハルメク」の読者を活用してシニアのニーズを理解する調査力と、充実したコンテンツ企画力により閲覧者の高いロイヤルティを実現しており、LINEエンゲージメントランクでは女性媒体全53媒体中1位を3年連続獲得中(24年12月実績)。
会員は50代以上が約6割であり、60代・70代の読者が中心の雑誌「ハルメク」に比べ年齢層の幅が広く、スマホでの利用が80%を超えています。

「HALMEK UP」の詳細については、以下の媒体資料をご覧ください。

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趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

『趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)』は、50代以上のための趣味を通じたオンラインSNSです。「日記」「フォト」「コミュニティ」「イベント」という4つのコンテンツがあり、趣味や気になる話題についての日記や写真を投稿したり、共通の趣味を持つ人とコミュニティで交流したりできるほか、イベントで実際に対面することも可能です。
会員数は約36万人で、旅やお出かけ、写真、登山、自転車、ダンス、ゴルフなど会員が主催する趣味のコミュニティは約3.5万件にのぼります。女性会員は50代と60代で約7割を占めています。

シニア向け雑誌・媒体を選定する際のポイント

ご紹介したようなシニア向け雑誌・媒体を広告掲載先として選定する際には、以下2つのポイントを押さえることが大切です。

自社商品・サービスの特性と媒体の特徴・ターゲット層がマッチしているか


各媒体の特徴や読者層と、自社製品・サービスの特性を踏まえ、広告を通じて商材の魅力・強みを宣伝することが最もオーソドックスなアプローチ方法です。媒体と自社商品・サービスが合っているか、媒体概要を確認して決めていく必要があります。

出稿計画が立てやすく、レスポンスが安定した雑誌・媒体か

広告の成果を出すためには、安定して新規顧客を獲得できる媒体を利用する必要があります。集客が安定すれば、出稿計画を立てやすく、さまざまな挑戦ができます。
安定して新規顧客を獲得できる媒体の特徴は、LTVやレスポンス率が高いことです。また、顧客の回転率が高い媒体も新規顧客獲得に向いています。

シニア向け雑誌・媒体を活用した効果的なアプローチ方法

シニア向け雑誌・媒体を活用したアプローチとしては、以下4つの方法が効果的です。



応募はがきを送ってもらうアプローチ方法では、「ギフト券プレゼント」などの販促キャンペーンを企画することが可能です。これにより、応募者の属性(性別・年齢・地域)など顧客の情報を取得できるため、ニーズの把握に使用されることが多くあります。
イベント集客では、オンライン座談会などが例として挙げられます。ZoomやGoogle Meetなどの会議システムを利用してシニア顧客を呼び込むことができます。


さらに、「紙媒体で商品を見て、追加情報をQR経由のWEBページで確認し注文する」といったように、オフラインとオンラインを横断的に使用するシニアも増えています。オンライン・オフラインそれぞれの特徴を理解し、両方をビジネスに取り入れることを検討しましょう。


雑誌の特徴

・シニアからの信頼度が高い
・デジタルに苦手意識のあるシニアにも情報を届けられる
・視認性、可読性、一覧性がある


デジタル媒体の特徴

・ユーザーのリアクションを数字で確認し、効果検証をすることができる
・リアルタイムで不特定多数の人に情報が届けられる
・自由度の高いコンテンツ作りが可能

シニア向けの雑誌や媒体を活用・選定する際は、このような方法でシニアにアプローチができるのか、も確認しながら行うとよいでしょう。

シニア向けに広告を出稿する際の注意点

シニア向け広告で訴求する際には、ターゲットの具体的なペルソナを描き、「自分にぴったりの商品・サービスだ」と自分事化してもらうことで成果につながりやすくなります。
ペルソナの描き方とターゲティングは一般的な方法で行うと失敗する可能性が高いため、シニアへの訴求では特に、以下の点に注意する必要があります。

・一昔前のシニアに抱くような固定観念(ステレオタイプ)を捨てる
・「シニア」と一括りにしない(年齢層やライフスタイルは多様であるため)
・シニアの視点に立って「自分事化」させるような画像選定や表現を心掛ける
・広告モデルなどの人物像や体験談をターゲットと合わせる
・リサーチデータをもとに、論拠をもって訴求する

ここまで紹介した広告の効果的なアプローチ方法や、出稿時に注意すべきポイントの詳細については以下の記事で解説しています。


まとめ

シニアは基本的に紙媒体に対する信頼度が高いですが、スマホを使いこなすなどITリテラシーが高い人も増えています。そのため、オンライン・オフラインそれぞれの特徴を理解し、読者層や自社商品・サービスの特徴に適した媒体を選ぶことが大切です。
アプローチをする際にはターゲットのペルソナを、「シニア」という固定観念を捨てたうえで的確に設定し、販促キャンペーンやイベントなども活用して「自分事化」させる工夫が重要になります。


以下の資料では雑誌ハルメクの媒体としての特徴や会員属性などを紹介しています。「シニア向け広告媒体として使えるか?」「費用はどのくらいか?」といった疑問をお持ちの方はぜひご覧ください。

この記事の監修者プロフィール

シニアマーケティングLAB事務局

シニアマーケティングラボ事務局

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