フレイル
フレイル の意味/解説/説明
フレイルは、医学用語である「frailty(フレイルティー)」の日本語訳。 frailtyは直訳すると虚弱だが、フレイルという訳で使用されている。フレイルは病気ではないが、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい、健康と要介護の間の虚弱な状態のことをいう。
フレイルには3種類ある。
- 身体的フレイル:加齢による身体機能の低下状態を指す。
- 精神・心理的フレイル:高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態などを指す。
- 社会的フレイル:加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで生じる、独居や経済的困窮の状態を指す。
これら3つのフレイルは連鎖する。
フレイルの基準
- 体重減少(6か月で、2kg以上の(意図しない)体重減少)
- 握力低下(男性28kg未満、女性18kg未満)
- 歩行速度低下(通常の歩幅で1.0m/秒未満)
- 疲労感(疲れやすく、休息しても回復しない)
- 活動量の低下(1.軽い運動・体操2.定期的な運動・スポーツのいずれも「週に1回もしていない」)
フレイルは適切な治療や予防をおこなうことで要介護状態に進まずにすむ可能性がある。
フレイル予防のためには、「運動で筋力づくり」「低栄養予防」「お口と歯の健康」「外出と交流」の4つの柱が重要となる。 「食べて、動いて、人とつながる」というライフスタイルがフレイル対策には効果的である。
フレイル の歴史
「フレイル」という言葉は2018年5月に日本老年医学会が、欧米で使用されているFrailtyの日本語訳として初めて使用した。
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