【2024年最新】プレシニアのSNS利用実態とは?

50代、60代の女性たちは、新たな情報源としてSNSを活用し、生活を豊かにしています。本記事では、プレシニア層のSNS利用の実態を、世代別・プラットフォーム別のデータをもとに深掘りしていきます。
実際にどれくらいの人が情報源としてSNSを活用しているのか、どのSNSを好んで利用しているのか、そして購買行動にどう繋がっているのか。
プレシニア層に向けて効果的なSNSマーケティングを行うためのヒントとなる「『50代vs60代』プレシニア女性のSNS利用実態調査」をぜひご覧ください。


〜調査概要〜
調査方法:WEBアンケート
調査対象者:50-69歳女性
調査エリア:全国
分析対象者数:336名
実査期間:2024年7月
調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング

目次

50代の7割・60代の半数以上がSNSで情報収集!

インターネット上での情報収集といえば、検索エンジンが真っ先に思い浮かびます。多くの人が、必要な情報を検索エンジンで探しています。では、検索エンジン以外なら、どのような方法で情報収集をしているのでしょうか。

今回の調査結果から、50代では約7割60代でも半数以上がSNSを利用し、情報収集に活用していることが明らかになりました。この背景には、いくつかの要因が考えられます。

SNSは、共通の趣味を持つ人々や同じような価値観を持つ人々を見つけやすく、信頼性の高い情報を得やすいという特徴があります。特に、健康や美容など、個人的な体験に基づく情報は、検索エンジンで得られる情報よりも参考にしやすいと感じる人が多いのではないでしょうか。

50代女性は、X(旧Twitter)が日本でリリースされた2008年当時、30代半ばであり、比較的新しいテクノロジーにも抵抗なく接することができたと考えられます。スマートフォンの普及によりSNSへのアクセスが容易になり、50代女性にとって、XやInstagramといったSNSは、すでに定着した情報収集手段のひとつとして利用されていると思われます。

また、現在の60代は、Windows 95が登場した際に20代・30代であり、多くの人がパソコンに触れる機会を得て、デジタル技術に対する抵抗感が比較的低いと考えられます。雇用機会均等法の第一世代でもあるため、総合職に進んだ女性も少なくなく、情報収集スキルを身につけています。
このような背景から、SNSに関しても興味を持って利用し始め、便利に活用している方が多いのではないかと推察します。さらに、子や孫との交流でSNSを利用するようになり、デジタルリテラシーが向上し、SNSを活用した情報収集にも積極的になっている可能性も考えられます。

ただし、60代は50代と比べると、SNSの情報に対する信憑性などに不安を感じる方もいるのではと思われます。そのため、50代よりはSNSでの情報収集利用率がやや低いという結果になっていると考えられます。

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50代・60代「YouTube・Instagram・X」もっとも利用率が高いSNSは?

では、YouTube・Instagram・Xをはじめ、さまざまなSNSの中で50代・60代女性の利用率が高いものはどれでしょうか?

YouTubeは両世代共に約8割と多くの方が利用しています。しかし、InstagramとX は、50代と60代で利用率の差が大きくなっています。たとえば、Xの利用率は、50代では54.9%、60代では28.6%で、両者の差は26.3ptに開いています。

ここで、Instagram・X・YouTubeについて、それぞれの特徴を見ておきましょう。

Instagram・X・YouTubeの特徴



Instagram

視覚的コンテンツが中心のSNS。画像や動画を使い、ブランドや趣味を発信しやすい。

X(旧Twitter

短文投稿が主流で、リアルタイムな情報共有に優れたSNS。トレンドの発信源として活用。

YouTube

動画コンテンツに特化したプラットフォーム。教育からエンタメまで多様なジャンルが楽しめる。



Instagramは、写真や短い動画が中心のプラットフォームです。投稿や共有に抵抗が少ない50代は、積極的に利用していると考えられます。また、情報収集でのSNS利用が増えていることからも、ハッシュタグ検索機能などの活用による情報収集ツールとしても利用の幅が拡がっていると考えられます。
一方、60代の場合、閲覧中心のプラットフォームに留まっていると考えられます。投稿や情報収集の機能まで活用している割合が少ないことが、50代より利用率が低い要因の一つと考えられます。

Xは情報量が多く、タイムラインの流れが速いため、50代よりも60代の方が情報過多に感じ、利用しづらい、とっつきにくい印象があるのかもしれません。そのため、両者の間に26.3ptの差がついているとも考えられます。

YouTubeは、料理や旅行など、幅広いジャンルの動画コンテンツが豊富であり、操作も比較的簡単です。そのため、テレビ視聴に慣れた世代にとっては親しみやすく、年代を問わず高い利用率となっていると推察されます。

それぞれのSNSが持つ特徴を理解した上で利用率のデータを分析し、50代と60代という異なるターゲット層に合わせた、きめ細やかなマーケティング施策を展開することが重要です。

50代・60代のSNS利用目的2位は「トレンド・話題のものを知るため」では1位は?

50代・60代女性においてSNSの利用目的の2位は「トレンド・話題のものを知るため」、3位は「暇つぶしのため」でした。ランキングのトップは「新たな知識を得るため」です。

「新たな知識を得るため」という目的は、両世代で共通して高い割合を示しており、SNSが単なるコミュニケーションツールではなく、情報収集の重要な手段となっていることがわかります。

この背景には、SNSが最新のニュースや情報をリアルタイムで提供するプラットフォームであること、プレシニア世代にトレンドや話題を把握したいというニーズがあることが考えられます。また、人生の転換期を迎える50代から60代は、新しい趣味や活動に興味を持ち、さまざまな情報を探求したいという意欲も高いと考えられます。

3位以下の利用目的では、50代と60代で違いが見られ、それぞれの世代がSNSに求めるものが異なることがわかります。この詳細なデータを通じて、それぞれの年代に合った情報提供型のコンテンツの充実や、共感に基づいたコミュニティ形成など、より効果的なマーケティング施策を展開することが可能になります。なお、詳細データはこちらからダウンロードできます。

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50代60代女性「SNSきっかけ」の購買行動を徹底調査

株式会社Macbee Planetによると、約7割のZ世代(1990年代半ば〜2010年代半ばに生まれた世代)がSNSのコンテンツを閲覧後に商品やサービスの購入に至った経験があると回答しています。では、50代・60代女性はどうでしょうか?

「『50代vs60代』プレシニア女性のSNS利用実態調査」では、以下に挙げるような項目を含め、具体的なデータが示されています。

  • 50代・60代女性に対するSNSの購買行動への影響度
  • 50代・60代女性がどの程度の割合でSNSをきっかけに商品やサービスを購入しているのか
  • どのSNSが購買行動に繋がっているのか

SNS施策を行う上で、SNSが購買につながるかどうかは重要なポイントです。さまざまな角度からプレシニア世代のSNS事情を調査しているデータをぜひご活用ください。

まとめ

50代、60代の女性は、もはやコミュニケーションツールとしてだけでなく、情報収集のメインツールとしてSNSを活用しています。しかし、同じ年代であっても、個々人が利用するSNSやその頻度、目的は多様であり、購買行動への影響も異なります。

企業は、このような世代の特性を深く理解し、SNSを効果的に活用した、きめ細やかなマーケティング戦略を展開することが求められています。50代、60代のニーズを的確に捉え、SNSを効果的に活用することで、長期的な顧客関係を築くことが可能です。

詳細データは、簡単にダウンロードできます。ぜひマーケティング活動にご活用ください。

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