【ハルメク独自リサーチ】シニア女性の世帯当たり平均月収は32.5万/月、平均支出は27.8万/月。 年金生活とお金の使い方に関する意識調査

消費税増税や新型コロナウイルスの感染拡大によって、時代の先がさらに見えにくくなっています。一方、厚生労働省「簡易生命表」によれば(注1)、2018年現在の我が国の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳と延伸を続けており 、老後のお金に対する不安が高まっています。
注1:厚生労働省「令和元年年簡易生命表」(2020年)

こうした中、生きかた上手研究所では、シニア女性の年金生活の実態と老後のお金に対する不安を把握すべく「年金生活とお金の使い方に関する意識と実態調査」を実施しました。
本記事では、シニア女性の年金受給状況や家計の状況、老後のお金に関する心配についての調査結果を一部紹介します。

~調査概要~
年金生活とお金の使い方に関する意識と実態調査
■タイトル 「年金生活とお金の使い方に関する意識と実態調査」
■調査手法 郵送アンケート
■調査の対象 55~79歳の女性
■有効回答数 839名
■調査期間 2020年6月24日~8月2日
■調査主体 株式会社ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所


目次

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公的年金の受給状況

回答者の8割超が世帯ベースで公的年金を受給

生きかた上手研究所が実施した「年金生活とお金の使い方に関する意識と実態調査」によると、シニア女性のうち、自分か夫のうち1人でも公的年金(国民年金、厚生年金、遺族年金の1つ以上)を受給している人の割合は80.8%でした。シニア女性が公的年金を受給している割合は74.3%、その夫が公的年金を受給している割合


国民年金の受給開始平均年齢は夫婦ともに63歳

国民年金の受給開始年齢は、シニア女性が63.1歳、夫が63.2歳で、厚生年金受給開始年齢は、シニア女性が61.8歳、夫が62.2歳であり、国民年金より若干早い結果となりました。
これは、受給開始年齢引き上げの移行期間中に受給した人が多いためと考えられます。


シニア女性の家計の状況

それでは、シニア女性の家計状況はどうなっているのでしょうか?

世帯の月あたりの平均収入は32.5万円

シニア女性の月当たりの平均収入(および、配偶者がいる場合は夫の月当たりの収入を合算した世帯収入の平均)は、32.5万円/月という結果でした。

月あたりの支出総額は平均27.8万円と意外と多い

一方で、シニア女性の月当たりの平均支出(および、配偶者がいる場合は夫の月当たりの支出を合算した世帯ベース総支出の全体平均額)は、全体で27.8万円/月という結果でした。

以上の結果から、平均収入額に対して平均支出額が多いことがわかります。
収入、支出の内訳は、有料販売の調査レポートでご覧いただけます。

老後のお金に関する心配

「老後のお金が心配」なのは15.7%

本調査では、「老後のお金に関する心配」についても聴取しました。
老舗のお金に対する心配度をたずねたところ、老後のお金に心配がある(「とても心配している」「心配している」の合算)と回答した方の割合は15.7%でした。ただし、こうした心配度は、年代や公的年金受給状況等、回答者の状況によって異なることがわかりました。詳細は、有料販売の調査レポートでご覧いただけます。

老後のお金で心配なのは介護費、医療費

老後のお金について心配があると回答した方たちは、具体的にどんな費用に対して不安を感じているのでしょうか。

 

前述の調査で、「とても心配している」「心配している」「やや心配している」と回答した方たちへ具体的に心配なことは何かを質問した結果、最も多かったのは「介護が必要になったときの費用」(78.1%)、続いて「病気になったときの医療費」(62.9%)という結果でした。
「基本的な生活費」に不安を抱える方は36.8%となっており、大半の方は介護や病気などの大きな事案以外では、そこまでの不安を感じていないことがわかります。

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ここまで調査サマリーをお読みいただき、ありがとうございました。
シニア女性の経済状況やお金に対する意識の実態を把握することは、シニア女性をターゲットにしたビジネス展開において重要なポイントとなります。
本記事では一部のみしか紹介しきれておりませんが、概要データ・グラフなどをまとめたサマリーデータは以下より、どなた様でも無料でダウンロードしていただけます。

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全調査項目のデータではございませんので、ご注意ください。

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生きかた上手研究所2020年自主調査レポート
年金生活とお金の使い方に関する意識と実態調査

調査内容
1)回答者属性
2)公的年金の受給状況
3)シニア女性の家計の状況
4)シニア女性のお金に対する意識
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定価:50,000円(税抜)

この記事の監修者プロフィール

生きかた上手研究所

生きかた上手研究所

ハルメク生きかた上手研究所は、雑誌「ハルメク」の全月刊誌販売部数No.1達成(※)を支えた社内シンクタンクです。「ハルメク」から生まれた4,600人を超えるハルメクモニター(通称:ハルトモ)とのつながりを起点に、コンテンツ・商品・サービスの開発につなげています。

※日本ABC協会発行社レポート2023年7月~12月

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