重要性が増すシニアへのユーザビリティ調査。 その理由やメリット、ハルメクが行うユーザビリティ調査をご紹介!

スマホをはじめとするデジタルデバイスがシニアにも普及した昨今、シニア向けマーケティングを行ううえでデジタル調査は不可欠なものになっています。特に、プロダクトやWebサイト、アプリなどの商品がユーザーにとって使いやすい設計になっているのかを調査する「ユーザビリティ調査」は重要性を増しています。本記事では、ユーザビリティ調査が必要な理由や、ハルメク 生きかた上手研究所が行うユーザビリティ調査の特徴やメリットを解説します。

目次

シニア向けコンサルティングサービス

シニアにデジタル調査がなぜ必要?

シニア向けのマーケティングを行ううえで、「デジタル調査」は今や不可欠なものとなっています。
では、なぜデジタル調査が必要なのでしょうか。その理由を2点ご紹介します。

利用率70%!既にスマホ利用が浸透しているシニア

近年、多くのシニアがインターネットでの検索やショッピング、SNSなど、さまざまなサービスを利用しています。たとえば総務省の「令和3年通信利用動向調査」によると、60-69歳のスマホ利用率は70%、インターネット利用率は84.4%でした。
このように、シニアにとってインターネットが身近なものとなっているため、シニアが使いやすいサイト構築が求められています。

出典:総務省「令和3年通信利用動向調査」

若い世代とは使い方・認知が異なる

2つ目は、スマホをはじめとするデジタルデバイス全般の使い方や認知の仕方が、若い世代とは異なることです。具体的な違いとして、以下があります。

 

・デジタルデバイスでの文字入力が苦手なので、サジェストされたワードを選択して検索しがち
・広告と知らず、一番上をクリック・閲覧しがち
・クリックしたページにて調べたいことが解決しなければ、諦めてしまいがち

 

このように、シニアはつまずく箇所が若い世代と異なるため、既存のサイト構築のUI・UX知識では対応が難しいと言えます。

 

こうした理由からシニアに対するデジタル調査は今後ますます重要になることが予想されます。
そこで、以降では、デジタル調査の中でも特に注目すべき「ユーザビリティ調査」について解説します。

シニアならではの行動把握には、「ユーザビリティ調査」が必要

ユーザビリティ調査とは?

ユーザビリティ調査とは、デジタルデバイスにてインターネットを利用する際のユーザーの使いやすさを評価するための調査です。この調査により、サイトの使い勝手やサイト内での動き、画像やフォントサイズが適切かどうかなどを確認でき、ユーザーの行動特性を知ることができます。

 

基本的な調査方法としては、実際にモニターの方にデバイスを操作してもらい、観察することで問題点を発見・抽出します。ユーザーが問題なくサービスを利用できているか、つまずいてしまう箇所・ストレスを感じる箇所はどこか、などを確認できます。
たとえば、まず「サイトを開いてください」といった行動のみを指示し、行動後になぜその行動をとったのかを聞きます。こうした聞き取りを通じて、「半数以上がサイトにたどり着かなかった」「適切なキーワードを見つけられずに迷った」といったWeb上の問題点を発見できます。
調査の際は、モニターの方に目的は伝えず、素の状態で行動してもらうことが大切です。

 

また、特定の機能におけるユーザビリティの改善も調査することが可能です。
例えば、「登録」や「設定」、「購入」など特定の機能や、動作に関するタスクを実行してもらうことで、機能それぞれの問題を抽出可能なため、プロダクトリリース前の確認やリリース後の改修として活用できます。

どのような企業がユーザビリティ調査を行うべきか

ターゲット目線でのサイト制作を行いたい企業はユーザビリティ調査を行うとよいでしょう。
特に、シニアがターゲットの場合は、インターネットの使い方や認知が若い世代と異なるため、デジタル行動の把握から始めなければ、情報を届けることさえ困難です。

 

また、アクセス分析を行ってはいるものの、分析結果だけでは要因をつかみ切れていない企業にも適しています。シニアのWEB上での動きは予測できないことも多いため、実際にWEB行動を観察することで、ユーザーのクセや思考がつかめます。
そのほかには、アンケートなどの調査を行っているものの、なかなかユーザーの本音を深堀できていない企業や、ユーザーのデジタル行動の仮説を立てて制作を行ってはいるものの、仮説の検証方法がわからない企業にもおすすめです。

ユーザビリティ調査のメリット:ユーザー自身も認識していないクセや思考、行動がわかる

ユーザビリティ調査のメリットとして、モニター本人でさえ気づいていないクセや思考、行動パターンなどをつかめることや、アンケートなどの定量データではわからない課題抽出に役立つことが挙げられます。

 

特に介護・病気・健康など、センシティブな話題であるがゆえにアンケート調査などではバイアスがかかりやすいテーマは、ユーザビリティ調査を行うことで実態や心理を反映した結果を得られるケースもあります。

 

ただし、アンケート調査に比べ得られるサンプル数は限られるため、定量的な視点ではなく「こんな視点があったのか」という気づきを得ることを目的に調査するとよいでしょう。

 

ユーザビリティ調査についての詳細は以下からご覧ください。


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ハルメク 生きかた上手研究所が実施するユーザビリティ調査のメリットとは

ハルメクの社内シンクタンク「生きかた上手研究所」では、シニアを対象としたユーザビリティ調査を行っています。以降では、ハルメク 生きかた上手研究所が行っているユーザビリティ調査の特徴・メリットをご紹介します。

メリット①:シニアに対する知見と、シニアに特化した調査のノウハウがある

ハルメクは雑誌・通販事業において20年以上にわたりシニアマーケティングを行っています。それを支えているのが社内シンクタンク「生きかた上手研究所」のリサーチ調査です。生きかた上手研究所は、これまでの調査ノウハウを蓄積しており、シニアの実態や心理を深く把握しています。
そのため、調査時の課題設定やシニアの声を拾い上げることを得意としています。

メリット②:ハルメク独自のモニター「ハルトモ」から、目的や課題感に合ったリクルーティングが可能

ハルメク 生きかた上手研究所は、4000人以上のハルメクモニター「ハルトモ」とのつながりを起点に、さまざまな調査を実施しています。多様なモニターの中から、年齢や就業状態、デジタル習熟度やスマホ利用状況、デジタルサービスを利用するにあたりどんな悩みを抱えているかなど、調査目的や課題にフィットした方を選定できるため、より確度の高い調査が可能です。


シニアの行動把握ができるユーザビリティ調査は、ハルメクにお任せください


ご紹介してきたように、ハルメクは生きかた上手研究所を中心にシニア向け調査の実績が豊富であり、シニアに対する深い知見を蓄積しています。アクティブシニアである「ハルトモ」の協力を得られ、シニアの実態や目的に即したユーザビリティ調査が可能です。
また、ユーザビリティ調査により発見された課題をもとに、サイトの改善やLP 制作もご支援できます。

 

ユーザビリティ調査の具体的な流れや実際の事例については、以下資料をご覧ください。

この記事の監修者プロフィール

生きかた上手研究所

生きかた上手研究所

ハルメク生きかた上手研究所は、雑誌「ハルメク」の全月刊誌販売部数No.1達成(※)を支えた社内シンクタンクです。「ハルメク」から生まれた4,600人を超えるハルメクモニター(通称:ハルトモ)とのつながりを起点に、コンテンツ・商品・サービスの開発につなげています。

※日本ABC協会発行社レポート2023年7月~12月

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