シニア向けチラシで確実に伝えるために意識するべき 3 つのポイント

シニアにアプローチする施策として有効なのが、紙媒体の「チラシ」です。しかし、シニア向けのチラシは、“シニアに伝えるためのポイント”を押さえて作成しなければ、あまり効果のない施策となってしまいます。この記事では、シニア向けのチラシを作成する際の具体的なポイントについて解説します。

目次

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シニアの販促に有効な紙媒体「チラシ」のメリット

新型コロナウイルスの影響による外出自粛などで、社会活動をするためにITツールの活用が必須になりつつある昨今、シニア層の IT リテラシーも徐々に向上しています。もともとスマホなどのデジタルデバイスを活用するシニアは増加傾向でしたが、コロナ禍で社会的なつながりを維持するためにITツールを活用するシニアはますます増加しました。シニアにアプローチする媒体もTVや新聞だけでなく、インターネットの広告など多様化し始めています。
一方で、シニア層が慣れ親しんでいる紙媒体での訴求はまだまだ有効であるため、シニア向けビジネスを展開するうえでチラシを作るメリットは依然として強い傾向にあります。
紙媒体を利用するメリットとして、具体的には以下のような点が挙げられます。

信頼性のある紙媒体なら安心感与えられる

総務省情報通信政策研究所が 2019 年に実施した調査によると、テレビ・新聞・インターネット・雑誌という 4 つのメディアの中でもっと信頼度が高いのは新聞でした。また、年代別に見たとき、 60 代における「メディアとしての信頼度」も新聞が最も高く 71.2% という結果が出ています。消費活動において信頼性を重視する人は多いと考えられるため、シニア層に対するサービスを展開する場合も、新聞のような紙媒体の活用は効果的だといえます。

 

出典:総務省情報通信政策研究所 「平成 30 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

繰り返し見てもらえる

チラシの大きなメリットは、消費者に何度でも繰り返し見てもらえる点にあります。テレビ CM の場合、一定の時間が経過すると終わってしまうため、記憶に残らないケースもありますが、チラシであれば、手元に残しておけるため、自分のペースで自分の見たいときに確認してもらうことが可能です。特にシニア層は自宅にいる時間が長いため、いつでも手に取れるチラシは相性がいいといえます。

シニアにチラシを作成する際の注意点

シニア向けのチラシを作成する場合、伝わりやすさを意識することが重要です。例えば、デザインを重視しすぎたチラシや、伝えたいことの多さから文字を詰め込みすぎたチラシは、シニアにとってわかりにくいものとなります。また、後述するようにチラシに記載する内容が、ターゲットとなるシニア層に適したものであるかどうかも注意しなければなりません。

シニア向けチラシで確実に伝えるために意識するポイント

ここでは、シニア向けのチラシを作成する際に意識するポイントについて解説します。販促につなげるためにもぜひ参考にしてください。

伝わりやすいシンプルなデザインにする

シニア層に訴求したい場合、シンプルなデザインを心がけてください。例えば、画像や文章を詰め込んだチラシや全体的にごちゃごちゃしたデザインのチラシは伝わりにくくなってしまいます。そのため、極力シンプルで伝わりやすいデザインを意識することが大切です。また、歳を重ねると見えにくくなる色もでてくるため、配色にも注意しなければなりません。色のトーンや明度差を明確にする、フォントカラーや背景色の組み合わせに注意するといった対応が必要です。

 

このようなシニア層にも見やすい・わかりやすい、シンプルなチラシづくりを心がけることが重要となります。

シニアに読みやすい文字サイズにする

見やすさという点では、文字サイズにも注意する必要があります。シニア層の中には老眼によって文字が見づらくなっている方も少なくないため、老眼の人であっても読みやすい大きめの文字サイズにすることは重要です。また、大きさだけではなく行間にも注意することで、スッキリと読みやすいチラシにすることができます。少ない文字数と、見やすいサイズ、そして行間を意識して読みやすいチラシを作成してください。

アプローチしたいシニア層にマッチした内容にする

チラシ作成にあたっては、自社がターゲットとしているシニア層に適した内容にしなければなりません。シニア向けのサービスを展開する企業によく見られるのが、シニアを一括りにしてしまうことです。

 

シニアと言っても 60 代と 80 代では、健康状態や、趣味、興味・関心も大きく異なります。また、 80 代の中には自分の子どもが60 代であるケースもあるため、子どもと同じ括りにされることに違和感を持つ人も少なくないはずです。

 

こういった点を考慮することなく一括りにしてしまうと、チラシを読んだ人は「これは自分には当てはまらないな」と思ってしまうなど、どの世代にも当てはまらないチラシになってしまいます。そのため、チラシ作成にあたっては、どの世代をターゲットとしているのかを明確にしたうえで、ターゲット層に適した内容のチラシにしなければなりません。

なお、以下資料ではシニア向けのチラシで成功するポイントの詳細と成功事例を取り上げています。これからシニア向けビジネスに参入しようとしている企業、シニア向けのチラシを初めて作ろうとしている企業は、参考にしてください。

この記事の監修者プロフィール

シニアマーケティングLAB事務局

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