シニアマーケティングにおけるニューノーマルとは?新生活様式から考察する成功のポイント

昨今では、日常的にマスクを着用する光景が当たり前となり、新生活様式への移行は着々と進んでいることがわかります。このようなニューノーマルの時代でシニアの生活はどのように変化したのでしょうか。
本記事では、コロナ禍で変化したシニアの生活とニューノーマルにおけるマーケティングのポイントについて紹介します。

目次

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コロナ禍で大きく変化したシニアの生活

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、マスクの着用や身体的距離の確保などが当たり前となり、生活様式は大きく変化しました。重症化が懸念されるシニア層においては、特に注意深く生活をしていかなければならず、人の集まる場所への外出などの感染リスクは出来得る限り避けたいと思う方も少なくありません。
そこで広がっているのが非対面・非接触を実現するデジタルの活用です。

デジタル活用が進み、生活様式は基本的に非対面が当たり前に

コロナ前は対面で行われていたさまざまなことが、デジタルに置き換わってきています。
新型コロナウイルスの感染症対策としても効果があることから、シニア層にもその活用は広まっていっています。以下では、デジタルの活用が広まっている例をいくつか紹介していきます。

EC 通販

外出自粛や営業自粛によって、自宅にいながらショッピングができる EC 通販の利用が増加しています。
総務省統計局が発表した 「 新型コロナウイルス感染症で変わるネットショッピング - 家計消費状況調査の結果から - 」 によると、コロナ禍の 2020 年には、 65 歳以上の世帯においてネットショッピング利用世帯の割合の推移が 27.1% ( 4 月 ) 、 30.3% ( 4 月 ) 、 31.2% ( 6 月 ) と、大きく上昇していることがわかりました。

 

また、 EC 通販を利用する世帯数の増加だけでなく、世帯ごとの支出も増加していることから、シニア層にも積極的な活用が広まっていると考えられます。

 

シニア層の通販利用に関しては、以下記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。


WEB 会議ツール

新型コロナウイルスの感染拡大を受け発出された緊急事態宣言下では、政府からテレワーク等を活用した出勤者数の 7 割減が呼び掛けられました。企業ではテレワークの実施やコロナ禍でも営業活動を継続するための手段として WEB 会議ツールを急遽導入したというところもあります。

 

他にも、 「 オンラインセミナー 」 や 「 オンライン飲み会 」 「 オンライン帰省 」 など、従来のイベントをオンラインに置き換えるためにも、不可欠ともなっている WEB 会議ツールは一般的と言えるほど浸透してきています。

動画閲覧サービス

感染症への懸念から外出を控えるという方も多く、インターネットを利用する時間の増加に伴い、動画閲覧サービスの利用も増えてきています。動画閲覧サービスの利用は若い世代が多いといったイメージもありますが、コロナ禍では、シニア層の利用も増えているようです。

 

生きかた上手研究所の調査によると、 2020 年のシニア女性のスマホ所有率は 8 割を超え、その中でも、利用方法として、 「 動画閲覧 」 が大きく伸びていることがわかりました。

ニューノーマルにおけるシニアマーケティングのポイント

シニア層の生活様式も変化しているコロナ禍では、シニア層をターゲットにしたマーケティングのポイントも変化してきます。
本章では、ニューノーマルにおけるシニアマーケティングのポイントを2つ紹介します。

ポイント ① : WEB での訴求は 「 わかりやすさ 」 が重要

ニューノーマルのシニアマーケティングでは、前章でも紹介したような需要の変化をとらえることが重要です。
しかし、需要が変化し、 EC の利用や動画閲覧サービスの利用が増加しているとはいえ、デジタルツールの扱いがわからず、利用でつまずいてしまうシニアも少なくありません。

 

そのため、新しい媒体から訴求を行う場合は、シニア層にも見やすくわかりやすいデザインと利用にあたってのサポートなどもポイントとなってきます。

ポイント ② : 紙媒体を利用するのも有効

新たなツールや媒体に触れる機会が増加していることから、シニア層の IT リテラシーも徐々に向上していっていることがうかがえます。しかし、上述のようにデジタルツールなどの利用段階でつまずいてしまう方もいることから、シニア層が慣れ親しんでいる紙媒体での訴求はまだまだ有効であると言えます。

 

総務省情報通信政策研究所が 2019 年に実施した調査によると、 60 代 における 「 メディアとしての信頼度 」 はテレビ ・ 新聞 ・ インターネット ・ 雑誌のなかで、最も信頼度が高かったのは新聞の 71.2% でした。
消費において信頼性を重視するシニア層には、信頼度の高い紙媒体を用いた訴求が効果的です。

出典:総務省情報通信政策研究所 「 平成 30 年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 」


また、生きかた上手研究所が実施した 「 新型コロナウイルスに関する意識調査 」 では、 「 コロナ前と比べて頻度が増えたことは何か? 」 の項目で、 28.3% のシニア女性が 「 紙の新聞 ・ 雑誌 ・ 本を読むこと 」 と回答しています。
上記のことからも、シニア層に対するマーケティングでは、紙媒体も決して軽視できない訴求方法であることがわかります。

 

コロナ禍では、イベントやセミナーなど1つの場所に大人数が集まるような形式でのアプローチは実施が難しくなっています。そのため、 WEB 会議ツールを用いたオンラインセミナー ( ウェビナー ) やオンラインイベントなどの手段で代替するような工夫が必要です。また、自宅で過ごす時間が増えていることから、新聞や雑誌などの信頼性のある紙媒体を活用した広告出稿の頻度を増やすなど、コロナ禍でのシニアマーケティングは新たな工夫も重要です。

シニアにアプローチできる!ニューノーマルでも有効な紙媒体のご紹介

感染症への懸念から外出を控えている方も多く、自宅でできる楽しみとして、動画閲覧サービスや雑誌 ・新聞などを利用するシニアの方が増えています。新聞や雑誌は一定のファンがいることから、広告などで掲載された商品やサービスにも媒体の信頼性から購入にもつながりやすいといった特長があります。そのため、ニューノーマル時代にもこれらの紙媒体を用いたアプローチは非常に有効です。

 

弊社ハルメクでは、アクティブシニア女性に対して、月間約 70 万人へのアプローチできる媒体として 「 ことせ 」 をご用意しています。ニューノーマルにおいても効果的な紙媒体を用いたプロモーションにご興味がある方は以下より詳細 ・ 媒体資料を確認していただけますので、ぜひご覧ください。

 

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