小規模多機能型居宅介護 の意味／解説／説明

小規模多機能型居宅介護は、「通い」を中心として、「訪問」や「泊まり」を組み合わせて利用できる介護保険サービスである。

利用者の心身の状況や希望に応じて、必要なサービスを柔軟に組み合わせることで、可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう支援する。 

小規模多機能型居宅介護を受けられる対象者は、要支援１～２、または要介護１～５の認定を受けている、かつサービスを提供する事業所と同じ自治体に住民票がある人となっている。 

厚生労働省では小規模多機能型居宅介護を下記のように定義している。

小規模多機能型居宅介護」は、利用者（要介護（支援）者）の心身の状況や置かれている環境に応じて、利用者の選択に基づき、居宅に訪問し、または拠点に通わせ、もしくは拠点に短期間宿泊させ、入浴・排せつ・食事等の介護、調理・洗濯・掃除等の家事等や機能訓練を行うもの。

小規模多機能型居宅介護の特徴 

• 時間の制限なくサービスを利用できる 

• 利用料は１ヶ月当たりの定額制 

• 通い、訪問、泊まりの3つのサービスを組み合わせて利用できる 

• 地域社会に密着したサービス 

• 小規模な施設なので、利用者同士の交流や地域住民との交流ができる 

小規模多機能型居宅介護のデメリット 

• 併用できるサービスに限度がある 

• 定員数が超えている場合、すべてのサービスを利用できない可能性がある 

小規模多機能型居宅介護 の歴史

2006年（平成18年）4月に要介護（支援）者の様態や希望に応じて、随時「訪問」や「泊まり」を組み合わせてサービスを提供することで、中重度となっても在宅での生活が継続できるよう支援するため、小規模多機能型居宅介護が創設された。

 

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