褥瘡
褥瘡 の意味/解説/説明
褥瘡は"じょくそう"と読む。一般的に「床ずれ」と呼ばれている。褥瘡は長時間にわたって体の一部に圧力がかかり続けることで皮膚やその下の組織が損傷し、傷や潰瘍が生じる状態をいう。
褥瘡になりやすいのは、自分で体の向きが変えられず長期間寝たきりである、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)場合などに多く見られる。
褥瘡になりやすいため注意しなければならない病気として、うっ血性心不全、骨盤骨折、脊髄損傷、糖尿病、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患がある。
褥瘡の発生部位
褥瘡は、特に骨の突出している部分や体重がかかりやすい部位に発生しやすい。臥床している人では仙骨部、踵、後頭部、肩甲骨の周辺など、車椅子を使用している人では尾骨部、坐骨部、背部などが挙げられる。
褥瘡 のステージ
- ステージ1:押しても蒼白にならない
- ステージ2:皮膚の真皮に及ぶ表潰瘍がある
- ステージ3:皮下脂肪に及ぶ損傷がある
- ステージ4:骨、筋肉が露出する深い損傷
褥瘡のできやすい部位の皮膚が赤くなっている場合、人差し指で赤くなっている部分を軽く3秒ほど圧迫し、白く変化するかどうかを確認することでそれが褥瘡であるのかを確かめることができる(指押し法)。白く変化し、指を離すと再び赤くなるものは褥瘡ではない。押しても赤みが消えずそのままの状態であれば、初期の褥瘡と考えられる。
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