シニア向け商品開発のポイントとは?ヒットする商品や成功事例もご紹介

少子高齢化が進む中で、シニア向けマーケティングの重要性が増しています。では、シニア向けの商品開発はどのような点を意識すれば良いのでしょうか?

本記事では、シニアに愛される商品・サービス開発のポイントや、実際の成功事例を中心にご紹介します。


目次

シニア向けコンサルティングサービス

シニアにヒットする商品のキーワード

まずは、シニアにヒットする商品のキーワードとして代表的なものをいくつかご紹介します。

健康

シニアは徐々に身体機能が落ち、健康面の不安が顕在化する年代であるため、「健康」は重要なキーワードの1つです。具体的には、運動習慣を身に付ける商品が挙げられます。ほかにも、シニアの負担を減らすための商品や、健康に直結する食に関した商品開発もヒットする傾向があります。
ただし、健康をキーワードにする商品はレッドオーシャン化しているため、留意が必要です。

趣味

シニアは、定年退職や子供が成人して家を離れる年代であり、比較的時間の余裕ができます。また、金銭的に余裕のあるシニアも少なくありません。そのため、趣味に時間やお金を使おうとする高齢者のニーズを捉えた商品開発が重要になります。

美容・化粧品

年齢を重ねるにつれて、肌の悩みが増えるシニアも増えていきます。シミ・シワ・たるみや乾燥や部位ごとなど、さまざまな肌の悩みに対して改善が期待できる商品がヒットしやすいです。ただ、健康に関する商品と同様に、美容・化粧品もレッドオーシャン化が進んでいます。

デジタル

スマホやパソコンなどのデジタルデバイスは今やシニアにも普及し、インターネットショッピングやスマホ決済などを利用する人も珍しくありません。デジタルによって生活の質向上や身体的な衰えをカバーできるような商品開発が重要になります。まずは「シニアはデジタルに弱い」という先入観を捨てることが大切です。

シニアのデジタル利用の実態については、以下の記事にて詳しく解説しています。


シニアに愛される商品・サービス開発のポイント

シニアに愛される商品・サービスを開発する際には、以下のポイントを押さえることが重要です。

シニアの多様性を理解し、どのようなシニアに訴求するのか明確化する

商品・サービスを訴求するにあたり、消費者の属性や特徴を細かく設定した人物像を「ペルソナ」と呼びます。「シニア」というカテゴリにおいても、年齢層や趣味・嗜好、消費意欲、ライフスタイルは異なり、ひとまとめにすることはできません。


そこで、シニアに愛される商品・サービスをつくるためには、こうしたペルソナを複数設定し、特徴を理解したうえで、どのようなシニアにアプローチするのか明確化することが重要です。
ペルソナを設定する際には、シニアの特徴や嗜好に対して固定観念を持たないことがポイントです。

既存データを鵜吞みにせず、シニアのインサイトを取り入れる

ターゲットとなるシニアを深く理解するためには、オープンデータや自社が保有している既存データを分析するだけでは不十分です。インタビューやアンケートなどのリサーチを実施してシニアから生の声を聴き、商品・サービスに関するインサイトを把握することが有効です。

シニアの声をもとに、自社の強みを活かす

インタビューやアンケートなどで集めたシニアの声をもとに課題を発見し、「自社が持っている強みは何か」「その強みのためにやっていることは何か」といった自社の特長を通じて、課題を解決できないか考えることが必要です。


たとえば「商品の値段が高い」という声が挙がっていた場合、値段が高い理由(安全性や品質など)を消費者にしっかりと届けるにはどうすれば良いかを考え、実行することが重要になります。

シニア向け商品開発の成功事例3選

以下では、実際にシニア向け商品開発に成功した事例を3つご紹介します。

眼鏡市場様「Igrace(アイグレース)」

60代以上の女性をターゲットとしたシニア向けのメガネである「Igrace(アイグレース)」(「眼鏡市場」を展開する株式会社メガネトップ様の商品)は、「かけるだけでお化粧をしたみたいに品よく華やかさを演出してくれるメガネ」というコンセプトのもと、色や形、素材にこだわり、「顔なじみの良さ」を追求して開発されました。


眼鏡市場様では60歳前後のシニアの顧客が減少している課題がありました。この課題を解決するため、開発側とターゲット女性の間にあるズレを無くすことが重要だと思い、定量調査によってメガネの利用実態を把握したうえで、ハルメクとともに3回の定性調査(対面座談会)を実施しました。



3回の座談会を経て、シニア女性が本当に求めているのは、「顔を明るく華やかに見せる」「若々しい印象を与える」「シミ・シワが目立たない」メガネだというインサイトにたどり着きましたこうしたシニア女性の理想を詰め込んだメガネ「Igrace(アイグレース)」の開発。実際に、ハルメク読者からも「『ハルメク』に掲載された広告を見て、アイグレースを購入しました。とても気に入っています!」といった感想が寄せられています。

お客さま視点で求められる“価値”を反映したハルメクオリジナル化粧品

「キレイでいたいけれど、たくさんの種類を使い分けるのは面倒」というシニア女性の根強いニーズをもとに開発したのが、誰でも簡単にホイップクリームのような泡が出せるポンプ式の泡洗顔や、保湿はもちろんシミ予防・しわ改善も1本でできるオールインワンの美容液といった商品。



「ものは少なく、くらしは豊かに」という価値観とあわせた訴求がハルメクのお客さまに刺さり、オリジナル化粧品を中心にコスメ販売は好調に推移しており、定期購入数も歴代最高を記録しています。

ハルメク通販の「ハルメクのおせち」

「ハルメク」読者からの「おせちを作るのが大変なんです」という声をきっかけに、ハルメクではオリジナルおせちを開発・販売しています。20 年近く前はおせちを購入することは今より一般的ではなく、大晦日からおせちの準備をする主婦に大きな負担がかかっていました。


そこでハルメクでは、「年末年始くらい肩の荷をおろしてもらいたい」と考え、主婦が納得できるおいしいおせちを開発。2007 年からオリジナルのおせちを作っています。ありがたいことに、売上は年々伸びていて、近年では「売り切れで買えなかった」という声が届くほどに。


毎年春から準備を開始し、読者からの感想ハガキを参考にしてテーマや品目の構成を決定しており、試食会で意見をもとにメニューを改良。どの地域の方にもうす味でも美味しく召し上がっていただけるよう、出汁の味をきちんと効かせて工夫し、納得の味を作り上げています。



近年、高評価をいただけるおせちを作ることができるのは、自分たちの思い込みを捨てて、アンケートや試食会で得られたお客様の意見をていねいに拾い上げ、それを商品に反映しているからです。年に一度の特別な瞬間に、家族が食卓を囲むおせち料理。その選定基準は薄味や健康志向なものではなく「家族がおいしいと喜ぶもの」であると気づいてから、ハルメクのおせち人気は急上昇しました。発売以来、一度も同じメニューを繰り返すことないことでリピーターも多く、2023年の正月に販売したおせちも販売開始直後から好評を得ました。

シニア向け商品の開発・改善についてはハルメクにご相談を

ハルメクグループでは、消費者である「ハルメクモニター(ハルトモ)」から得られる生のフィードバックとインサイトを活用して、シニア層のニーズや好みに合わせた商品やサービスをワンストップで開発しています。さらに、グループ内には社内シンクタンクを設置しており、これによって顧客のニーズを深く理解し、自社商品の弱点を特定して改善することが可能です。


以下資料では、ハルメクのシニア向け商品開発支援の強みや実際の事例などをご紹介しています。
シニア向け自社商品(サービス)の開発・改善に課題を感じている方はぜひご覧ください。

この記事の監修者プロフィール

シニアマーケティングLAB事務局

シニアマーケティングラボ事務局

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