難しかったシニアマーケティングが、ハルメクへの依頼で成功した事例とは

日本は高齢化が進み、シニア層をターゲットとした市場がますます注目を集めています。とくに、シニア女性を対象にしたマーケティングは、多くの企業にとって成長のチャンスですが、効果的なアプローチに苦戦することも多いのが現状です。そんななか、皮膚科学領域の製薬メーカーであるマルホ株式会社(以下:マルホ)は、シニア層に強いハルメクにマーケティングを依頼し、高いレスポンス率を達成しました。本記事では、その成功事例をご紹介します。

目次

【課題】レスポンスを伸ばすには?シニアに響くメッセージがわからない

皮膚科学に特化した製薬企業であるマルホは、巻き爪治療の普及に、積極的に取り組んでいます。しかし、「巻き爪は病院で治療するもの」という認識がシニア層に十分に広まっておらず、これが大きな課題となっていました。



この課題を解決するため、同社では巻き爪治療の啓発活動を進め、治療が必要な方に受診を促進できるようマーケティング目標として巻き爪情報WEBページへの誘導を重視しています。

では、なぜシニア層を主なターゲットにしているのでしょうか。



「巻き爪は全年齢に起きる病気ですが、受診患者の多くがシニアの方です。特に女性は40代から受診率が急増しており、高齢者の巻き爪治療への意欲が高いことがわかっています」
こうしたデータをもとに、マルホはシニア層をメインターゲットに据えたマーケティング強化に乗り出しました。しかし、新たに浮上した課題は、シニア層に本当に響くメッセージの発信でした。
 
「巻き爪を治そう、というだけでは心に響きにくい。むしろ、巻き爪を治してどうしたいのか、という部分をしっかりと伝えることが大事で、シニア層に共感を呼ぶメッセージがまだ十分に見つかっていないのが課題でした」

シニア向けマーケティングの課題解決のために、ハルメクに依頼した理由とは

シニア層に共感されるメッセージを効果的に届けるため、マルホは複数の雑誌を比較し、媒体選びを進めました。巻き爪治療を受けるシニア層に共感される媒体を探した結果、読者層と自社ターゲットのマッチ率が高い雑誌として「ハルメク」が浮上しました。



「雑誌『ハルメク』は、発行部数の急増に加え、読者はがきを通じてシニア層の動向を緻密に把握していると聞きました。シニア層に対する共感が得られるアプローチができる媒体として非常に興味深く感じました」と担当者は述べています。



「ハルメク」では、読者はがきやリサーチ部門の「生きかた上手研究所」の情報を活用してシニア層のニーズを詳細に把握し、これに応じた誌面を提供しています。このシニア層への深い理解と、きめ細やかな対応力から、マルホはハルメク・エイジマーケティングをパートナーに選びました。
 
さらに、オンラインメディア「ハルメク365」の想定クリック率が他の広告媒体よりも高かったこともパートナー選びの決定要因となったとのこと。雑誌「ハルメク」のみならず「ハルメク365」の優れたクリック率も評価され、マルホはこのパートナーシップに大きな期待を寄せました。



雑誌「ハルメク」と他誌との違い

他の媒体がシニア限定ではないのに対し、雑誌「ハルメク」はとくにシニア女性から圧倒的な支持を受けており、他媒体と比較しても発行部数の多さと、シニア層に特化したターゲティングで明確な優位性を示しています。
  
また、「ハルメク」は、単にクライアントのニーズに応えるだけでなく、シニア層の深い知見を活かし、記事をクライアントと一緒に作り上げていく点が他社とは一線を画しています。読者であるシニア層が本当に求めている情報を的確に把握し、その視点を大切にしながら制作を進めるため、広告記事でありながら読者に自然と共感を呼び起こす内容に仕上がるのが特徴です。



こうしたアプローチにより、クライアントと読者双方のニーズを丁寧に組み込む姿勢こそが、「ハルメク」ならではの独自の強みといえるでしょう。


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シニア層と直接つながる「ハルメク」のリアルイベント

「ハルメク」では、雑誌やWEBメディアにとどまらず、読者とリアルに接することができるリッチプロモーションと呼ぶ読者向けイベントを実施するメニューがあります。
 
 今回は、
①巻き爪患者さんの積極的な治療・ケア意識の向上 
②巻き爪治療の正しい情報の提供・巻き爪矯正治療の認知向上
という目標に合わせて、巻き爪治療に関するイベント「巻き爪フェア」を実施しました。



巻き爪に対する具体的な悩みを抱える方々を対象に、講演や体験会を行い、巻き爪治療の必要性と巻き爪のケア方法についての理解を促進しました。



また、イベントでは、巻き爪に対する具体的な悩みなどのアンケートを実施。これにより、より具体的なシニア女性の声をヒアリングすることができ、今後の施策に対するうえでの気づきが大きな収穫となりました。

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コンテンツプラットフォーム「ハルメク365」での展開

さらに、「ハルメク365」サイトでも、巻き爪に関する記事5本を掲載しました。



「ハルメク365」では、「巻き爪の矯正治療について」「正しい靴の選び方・履き方」「50代以降に多い足爪トラブル」などの記事が大きな注目を集め、巻き爪情報WEBページへの誘導効果が飛躍的に向上。誘導だけではなく、記事の滞在時間も長く読者の興味が非常に高かったことが伺えます。

【結果と効果】「ハルメク365」では高いCTRを獲得

巻き爪情報WEBページへの平均CTRは30.88%、最高では46%と非常に高く、予想以上の成果を上げることができました。



今回行った「巻き爪フェア」のイベントの集客は雑誌「ハルメク」やハルメク365サイト、メルマガを活用し、目標の120%となる来場者数を達成しました。参加者の満足度は4.5(最大5.0)を記録し、治療啓発への理解と認知度が大幅に向上しました。加えて、シニア女性のリアルな声を収集するという成果も得られました。

雑誌「ハルメク」の読者は、毎月自宅に届く雑誌を楽しみにしています。そのため、雑誌をじっくり読む習慣があり、広告接触率や精読率が高いという特徴があります。





巻き爪情報WEBページにて、「“巻き爪を診ている病院を検索する”というアクションを考えると雑誌よりウェブの相性がよさそう」という印象をおもちのマルホでしたが、雑誌にもイベント結果の内容を啓発情報として活用しました。

シニアマーケティングをハルメクに依頼した感想

「ハルメクさんからは、読者のためになる、役に立つ内容を届けようとする姿勢が感じられました。その結果、期待以上の成果を実感し、目標も達成できたと感じています」と、マルホから高く評価をいただきました。
 
今回の施策において、マルホが求めた目的の達成に加え、読者視点を大切にした記事が大きな評価を得ています。クライアントの要望に応えるだけでなく、読者にとって有益で心に響くコンテンツ提供を目指すハルメクの姿勢が評価の要因となりました。
 
とくに、広告コピーや誌面作成においては丁寧なインタビューを通じて、シニア層にとってわかりやすい内容に仕上げ、治療への理解が深まるよう工夫しています。このアプローチや独自の視点を、他社にはない魅力としても評価されています。
 
さらに、弊社とマルホの間では密な意見交換がおこなわれ、協力体制が築かれました。これにより、信頼関係の強化にもつながり、満足度の高い結果となりました。


まとめ

シニア女性をターゲットにしたマーケティングにおいては、的確な媒体選定と共感を呼ぶメッセージの発信が成功の鍵です。
 
巻き爪フェアやハルメク365サイトでのコンテンツ提供を通じて、治療に関する啓蒙や認知が大きく進むとともに、シニア層のリアルな声を収集することで今後の施策に活かせる知見も得られました。シニアマーケティングでは、単に製品の利点を訴求するだけでなく、シニア層がその製品を活用して生活の質を高める具体的なビジョンを描くことが不可欠です。
 
ターゲット層を深く理解し、共感を呼ぶコンテンツを提供できるパートナーとの連携が、マーケティング施策を成功へと導く好例となったといえるでしょう。ハルメク・エイジマーケティングは、今後もシニアマーケティングの信頼できるパートナーとして、企業の成長に寄与し続けます。

シニアマーケティングで結果を求めるなら、ハルメク・エイジマーケティングへご相談ください

私たちはシニア層への豊富な知見を活かし、読者のリアルな声に基づいた「伝わる広告」づくりを得意としています。雑誌や物販で培ってきたノウハウを駆使し、シニア世代のニーズやトレンドを取り入れ、共感を引き出す広告戦略やコミュニケーションを提供します。
 
広告出稿後も、詳細なデータ分析を通じてフィードバックをおこない、次の施策への改善提案を実施します。このデータに基づいたアプローチによって、シニアマーケティングの効果を最大化し、企業の目標達成を強力にサポートいたします。シニア市場での成功を目指す企業様は、ぜひハルメク・エイジマーケティングにご相談ください。

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皮膚科学に特化した製薬企業マルホ

マルホは、皮膚科学に特化した製薬企業で、ユニークな巻き爪治療器具に加え世界初の巻き爪治療用薬を開発したパイオニアです。主に病院やクリニックなどの医療機関を通じて医療機器や医療用医薬品を提供し、医師の指導のもと患者さんに使用されています。この巻き爪治療機器や薬の開発は、慶應義塾大学の皮膚科および整形外科の専門医からの提案がきっかけでスタート。「パーマ剤で爪を柔らかくする」というアイデアが起点となり、マルホの研究開発部門ととグループ会社であるマルホ発條工業(株)との共同により研究開発を進めました。




約20年にわたる開発と幾度もの治験・改良を経て、従来の矯正具単独による治療に加え、治療薬と矯正具を併用する新たな治療法が実現。マルホは、シニア層をはじめとする多くの患者さんの生活の質向上に貢献するため、革新的な医療技術の提供に取り組んでいます。



取材協力:マルホ

この記事の監修者プロフィール

シニアマーケティングLAB事務局

シニアマーケティングラボ事務局

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